これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
新規開業の手順

梅雨が明けた途端、猛暑日の連続となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

毎週、土曜か日曜日に、田んぼや畑の草取りに行くのですが、土日になると雨が降って農作業が出来ない日が続きました。やっと7月13(土)と15(日)様子を見に行ったら無農薬栽培を行っている田んぼや畑は、雑草が生い茂っているという表現がピッタリの状況です。

 

本題に入る前に、新規開業を考えている先生方へ、これまでも何度か書いてきたことを繰り返し、お伝えします。

本年6月に、新規開業のコンサルティングを行っている某薬品卸のA社員と話をしていた時のことです。

このA社員は、以前、医療機器販売会社へ勤務後、薬品卸会社へ転職し5年ほど、新規開業のコンサルティングを行っているそうです。

私は、最近開業しても軌道に乗らない先生方が増えてきているが、開業場所はどのようにして決めているか質問を行いました。

 

このA社員の回答は、自分は先生の経営理念は殆ど考慮せず、パソコンで行った診療圏調査のみで、開業に適した場所かどうかは自分では判断しないで、先生が良いと言った場所で進めるとの事でした。

これでは、開業に失敗する可能性があるのではないかと質問しましたが、先生が良いと言っているので、先生の言うとおりにしているとの回答でした。

このA社員だけではなく、ほとんどのコンサルタントが同じような状況ですので、コンサルティングを依頼する時は、自分の意見を持たないコンサルタントは注意をしてください。

 

このような現実ですので、もう一度、原点に戻って新規開業を行う場合の手順を、次の順序で6回に分けて書きます。

1.開業準備の手順

2.開業場所の選定及び診療圏調査

3.事業計画書の作成

4.建物や内装工事の構想

5.医療機器及び什器備品の選定

6.その他、開業届や求人面接

 

それでは、本題に入ります。

 

1回目は「1.開業準備の手順」から始めます。

医院を新規開業するまでは、多くの手順が必要です。開業準備の手順を上げると次のようになります。

1)基本構想の策定                                

2)開業場所の選定や不動産物件探し、不動産契約

3)診療圏調査

4)事業計画書の作成、融資申込み

5)建物や内装の平面図作成及び建築工事

6)医療機器、什器・備品の選定、

7)広告宣伝、HPや求人提出等

 

それでは、「1)基本構想の策定」から説明します。

1)基本構想の策定

基本構想の策定は、重要です。何故、重要か。開業準備にとって重要な理由は、これを行うことにより開業の目標が決まり、その為の具体的な行動計画が見えてくるからです。これにより、開業準備の進め方に無理や無駄が無くなり、ストレスや負担が少なくなるからです。 

これは、開業準備が煩雑で多種多様な作業が多くあり、ほとんどの先生にとっては初めての作業であることを考えると、必須の作業といえます。

 

医院の新規開業も、創業の一種です。創業は、事業を興しその事業の成功を目指して、各種の計画を立て、計画を実現していく活動です。その活動の基礎になるのが、医院の将来を具体的に描く基本構想の策定なのです。これがあって、創業が上手く進むのです。

単なるイメージ作りと侮ってはいけません。イメージが大事です。イメージ作りは、行動科学の見地からも、目的を達成するための行動統制上、重要だと言われています。従って、このイメージ作りを大事にしてください。

 

基本構想を策定する手順はどんなものでしょうか。

基本構想の策定手順は、おおよその次のようになります。

ヽ業場所

⊆院の内容や規模の決定

A躬業費の決定

こ業準備の期間及び開院日の決定

 

ヽ業場所

開業場所が確定している時は、その場所で開業する流れになりますが、確定していない時は、開業場所選定が最重要な準備作業ですから、自分の希望の場所を数カ所取り上げて、最終的には一カ所に絞る作業が必要になります。        その際、経験豊富なコンサルタントや業者に相談して決めるのが、間違いが無く合理的です。

 

⊆院の内容や規模の決定

自院の内容や規模は、開業場所や診療科目、自己資金及び借入可能額等によって決まってきます。 

                           

A躬業費の決定

総事業費は、まず自己資金がいくら出せるか、概算の建築費や内装工事費、医療機器購入額、そして借入額がどの位、可能かを概算で計算します。 

                            

こ業準備の期間及び開院日の決定

開業準備の期間及び開院日は、勤務先を退職できる日を決め、ここから逆算して決めていきます。

この基本構想の策定は、それほど確定したものでなくて良いと思います。

 

以上です。

 

ご不明の点やご質問等は、福井までメールや電話でお問い合わせ頂ければと存じます。

次回は、「2.開業場所の選定及び診療圏調査」について書きます。

 

お読みいただきまして、有難うございます

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