これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
不動産仲介料を値切られた話
  6月は、東京都庁へ都内で新規病院開設に必要な病床の申請手続きや30年以上、お付き合いのある病院の理事長から病院の立て直しの依頼を受けて理事に就任し、毎週月曜日に理事会(経営会議)に出席したり、美容外科の移転に伴うビルの買収交渉、ビルテナントの契約が重なり、メールの処理も満足にできない状況でした。 それに、今年の3月に都筑区(ブルーライン・川和町駅徒歩1分)に畑を60坪借りていたので、土曜か日曜日は野菜の収穫や草取りで休む暇もないくらいでした。この畑の様子は、近いうちに報告します。  

今回は、今まで仲介手料を値切られたことが無かったのですが、初めて値切られたことを書きます。

 

 

平成22年、取引先の歯科器械会社の紹介で歯科クリニックの新規開業用の物件と自宅探しを依頼してきたA歯科医がいます。A先生の希望地で1年にわたり開業用物件を150か所以上、リストアップして市場調査を行い開業向きと思われる物件を紹介しました。また、自宅は土地を購入して建物を建てるというので50か所以上、リストアップして5か所、見学に行きました。その他、建売でも良いということになったので、20か所以上、リストアップして6か所、見学に行きました。 

 

しかし、231月、A先生から付き合いのある業者が開業物件を見つけてきたのでN駅で開業すると連絡がありました。開業して落ち着いたら自宅を購入するので、また連絡するとの事でした。 その後、今年の3月にA先生から電話があり歯科クリニックも落ち着いたので自宅を探したいと依頼を受けました。そこで、建売を中心に20ヶ所ほど、物件を探してA先生に紹介をしました。4月に、運良くA先生の希望する家が見つかり売買契約(4,900万円)を行いました。  

 

ここから、私にとって寝耳に水の事が始まりました。売買契約前に支払明細書を渡して、不動産仲介手数料や印紙代等、契約に関わる諸費用を確認していただきました。売買契約が済んで不動産仲介料の請求を行いましたが、お金が無いし仲介料が高いので、値引きして欲しいと言われました。A先生は最初からいくら仲介料支払わなければならないことは知っているのです。知っていながら、ほとんどの作業が済ませてから値引きを要求してきたのです。私は、物件探しを行う前に手数料の値引きを言われたら物件探しは行わないし、値引きをするつもりはないとお断りをしました。  それから2日後の深夜、手数料の支払いを考えるとうつ病になりそうだ、値引きして欲しいと携帯に電話がありました。

私は、長時間をかけてA先生の希望する物件を探し、雪の降る寒い日に待ち合わせの時間に30分以上遅刻してくるのを、売主の仲介業者に文句を言われながら待っていたり、打ち合わせの時間を1時間以上も待たせられたりしているので、値引きは出来ないと再度、回答しました。(打ち合わせには、必ず30分以上、遅刻する)  しかし、しつこく値引きを要求するので、どのくらい値引きを希望しているのかと質問しました。

 

A先生がいくら値引きを要求してきたと思いますか。不動産業界で慣習となっている手数料の31でした。開いた口が塞がらないとはこのとこです。金額だけを見たら高いかもしれません。しかし、これまで物件探しに要した時間や交通費等を計算すると決して高くはないのです。A先生が自分の日当を計算して一人で物件探しを行って見学を行う事を考えれば、仲介手数料は安いものです。表面の手数料金額だけを見て、私が見えないところでどのくらい苦労しているか手紙で説明を行っても、理解しようともしないのです。  

 

この後、売買契約も済んで住宅ローンを申し込むことになりましたが、前年度の確定申告をしていなかったのです。A先生曰く、1月に税理士へ領収等を提出しているが、なかなか決算書を作成してくれないというのです。普通に考えたら、確定申告は315日までにしなければならないことを税理士は知っているはずなので、おかしいと思いながらも早く確定申告をするように催促しました。(実際には、4年間、無申告でした)  通常、契約書にはペナルティー条項がありますので、住宅ローン申請が出来なければ違約金を取られ損失が発生します。そこで、住宅ローン申請が遅れたため購入代金の残金支払いが遅れると、売主にその旨を伝え残金支払いの延長を認める覚書を作成していただきました。本来であれば、契約金が没収されて契約解除になるところを、必死で売主に残金の支払いをお願いして、何とか残金の支払いにこぎつけました。 この事もA先生へ説明したのですが、自分の責任で売主に迷惑をかけているにもかかわらず、私が残金の支払い交渉をしなくても売主は契約解除し違約金は取らないだろうの一言で、終わりです。A先生は、契約書の意味が判ってないというか、契約してもしなくても同じだと思っているようです。

 

やっと、4月中旬に確定申告が出来たので銀行に同席して住宅ローンを申請しました。  値引きの件は、私の努力を認めA先生が自分の行動(遅刻等)を反省して謝罪すれば値引きに応じると手紙に書いたのですが、一切、認めないのです。先日、A先生は不動産仲介料を支払う契約はしていないので支払わないと、自分の事を主張するだけで、こちらの努力は一切、認めず支払いをしないのでどうしたものか思案中です。ちなみに、民法では口頭だけの契約でも有効であるという事を知らないようです。  

こんなことは書きたくないのですが、今まで、不動産仲介料を値切られたことはありません。ただ、これまで130件近く開業のお手伝いをしてきた中で、開業支援の手数料を支払う契約してほとんど業務が終わっているにも関わらず、手数料を支払いたくない態度を取る先生が7人いました。これに対して、私は契約の途中にも関わらず手数料を取らないで契約解除をしました。その後、この先生方が開業した後の状況を調査していますが、どうなったか、皆様はお分かりになるでしょう。 

 

 私が言いたいことは、人間の命や病気の治療、健康の維持・増進を預かる医師が自分の事しか考えず他人の事を顧みないで、本当に良い医療が出来るのかと言うことです。少なくとも、この日本では医師のステータスは高く、私ごときは足元にも及ばない地位にいる人達です。しかし、このような医師がいることも現実です。どこの業界にも、このような人がいるのかもしれません。しかし、医療業界だけには居て欲しくないと思うのは私だけでしょうか。  今回は、愚痴を書いてしまいました。 

次回は、数年前に都内で開業した耳鼻科のその後の状況を書きます。

 お読みいただきまして、ありがとうございます。

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