これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
新規開業で苦戦している先生
  前回のブログを更新(8/7)してから、3週間くらいしか経過していないと思っていたら、6週間も経過していました。あまりにも、1週間が早く感じるので効率よく仕事をするにはどうしたら良いか、悩んでいます。どなたか、効率よくする方法を教えて下さい。

 

 今回は、私が物件を紹介して開業した先生ではありませんが、私の知っているA社(本業以外に開業支援も行っている)が行った内科のC先生の事を書きます。

 

C先生は昨年の7月、都内のB駅から徒歩5分の新築ビルで開業しました。私は、開業前に親しいD内装工事会社から、C先生がB駅で開業することを聞きましたが、開業場所に疑問を持ったので、独自に診療圏調査を行った結果、1日推定外来数が19から21人位しか見込めませんでした。C先生のテナント面積や賃料等を考えると、内科系の平均的な損益分岐点は130人以上、患者が来ないと月間で黒字にはならないと思います。

 

 そこで、余計な事ですがD内装工事会社へ1日推定外来数が19から21人位しか見込めないのですが、大丈夫ですかと、質問をしました。担当者いわく、「A社が調査して大丈夫と言っているから良いと思うよ」(何を根拠にしているか不明)、との回答でした。これまでの経験から、私の調査では内科系の1日推定外来数算出に関しては大きくずれることはないので、C先生は診療圏内の競合施設とは、よほど大きな差別化を図らなければ、月間で黒字にする事は相当難しいと感じました。

 

 今年の8月に、私のルートを通じてC先生の状況を調査した結果、1日外来数の平均は20人前後の様子でした。案の定、苦戦しているようです。私は、開業物件を紹介するときは、1日推定外来数が損益分岐点の1.5倍以上の数字が出てこない場合は、契約をしないようにアドバイスを行います。

 

 その理由は、1日推定外来数が計算からずれて少なくなった場合、計算上の1日推定外来数が損益分岐点と同じ数字では、月間の損益が赤字になってしまうからです。万が一を考えて、損益分岐点よりも数字が多い場所を選ぶ訳です。

 

 この事を知っている人は、少ないのではないかと思います。なぜなら、知っていたなら開業はさせないでしょう。中には、知っていても、自分の金儲けだけのために開業させる人もいますが。

 

 こういう事を書くと、取引先から嫌われることは承知していますが、ここ数年前から開業し1年過ぎても、月間で黒字にならない先生方が見受けられるので、開業を計画している先生方に知っていただきたいのです。地域医療に貢献するためにも、開業を失敗して欲しくないので敢えて書きました。

 開業を失敗しない方程式 ・「損益分岐点<1日推定外来数(1.5倍以上)」

 

 長くなりましたので、次回も内科で開業して苦戦した先生の事を書きます。

 

 お読みいただきまして、ありがとうございます。

 

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