これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
新規開業で苦労している先生
 10月に、開業で苦戦している先生の第二弾を書こうとしたのですが、相変わらず仕事の依頼を断りきれなくて仕事が立て込んでしまいました。それにプラスして、10年前にE医療法人から都内で病院の病床取得を依頼されていたのですが、やっと8月に病床を取得したので、毎週木曜日の午後7時半から午後11時近くまで病院設計や事業計画の打合せを行ったり、美容外科のビル買収や、親しい社長の息子の開業物件探し等で書きそびれてしまいました。
 
 さて今回も、私が物件を紹介して開業した先生ではありませんが、千葉県で5年前に内科を開業したA先生の事を書きます。A先生とは医療機器メーカーの紹介で知り合い、増患対策の相談に乗ってほしいと言われました。A先生からこの場所で開業した経緯を聞くと、駅から離れた住宅地に土地を持っていたので、テナントを借りるよりクリニックを建てた方が良いとコンサルタントからのアドバイスにより戸建で開業したそうです。

 増患対策のデータを収集するために、1日外来数を聞くと現在でも平均35〜45人程で、借入金の支払いに苦労しているようでした。その話を聞き、独自で診療圏調査を行いました。調査結果は、1日推定外来数が38〜40人でした。A先生の損益分岐点は、推定1日32人程ですので、経費や借入金を支払うと手元に残る可処分所得は少ないと思われます。
 前回も書きましたが、開業を失敗しない方程式は「損益分岐点<1日推定外来数(1.5倍以上)」を目安にすることです。A先生の場合は、1日推定外来数が48人以上の数字が必要なので、苦労していることが良く判ります。

 クリニックの場所は認知度が低い場所にあり、診療圏内には競合施設が11ヶ所あるので、これでは相当、診療内容を充実させ、広告・宣伝や職員の接遇等で、競合施設との差別化を図らなければ外来数を増やすことは難しいと感じました。このような状況なので、中途半端な対策を立てるより、餅は餅屋の諺通り増患は増患対策のプロに依頼する事を提案致しました。土地を持っていても、詳細な診療圏調査を行い事業計画書を作成してください。
 次回は、経営に役立つ情報を書きます。
 
 お読みいただきまして、ありがとうございます。

 
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