これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
舩井先生語録「本物の経営」
今回から、書き出しは故舩井幸雄先生の著書や教わったことを書き、そのあとに私が経験したことや勉強したことを書きます。
 
先ず、舩井先生語録から「本物の経営」について要点を書きます。
本来、人間は謙虚な生き物のはずですが、地球上では出来ることなら贅沢もしてみたい、いい生活をしたいと考える生き物でもあります。
そういう人間ならではの「特性」、つまり、いい格好をしたいというような特性を「エゴ」と呼んでいます。
企業のトップに立つ人間が強いエゴを持っていると、企業経営も傲慢になりがちです。そしてついつい贅沢をしてしまします。それが社員にも伝わり、「自分だけ良ければいい」「その場だけうまくいけばいい」「嘘をついてもわからなければいい」と社員までが考えるようになってしまうのです。
 
生来的にこのような「地球の理」に影響されない方がいいということが判っている人間がトップにいる間はいいのですが、「地球の理」を当然だと考える人間がトップになると社風も悪くなってしまいます。
「宇宙の理」を意識しているトップは「本物の経営」の三つの柱である1.「人財」を大事にし、2.「信用」と「権威」を確立し、3.「儲かる仕組み」を知っています。
だから、会社が上手く行くのです。
 
「人財」とは、単なる人材ではなく、人間性が高くプラス発想で、一生懸命に勉強することが出来て、リーダーシップを備え、世の中をいい方向へ変えていく人を指します。
「本物の経営」の三つの柱を上手く実践できるかどうかは、トップにかかっているのです。
 
これからの時代に必要とされるトップの条件は、次の事です。
1.こだわらず、派閥を作らない人。
2.自分のお金で汗水流して働いて起業する人。
3.自己主張をあまりしない人。
4.忙しいことを喜べる人。
5.相手に合わせて付き合える人。
6.バランス感覚のある人。
7.(現時点では)人を信じすぎない人。
これからのトップは、この7つの条件を心がけていくことが必要です。
 
私が独立する前に医療機器メーカーで営業を行っていたとき、病院や診療所を訪問して患者が多い施設と少ない施設では何が違うのか感じたことは、舩井先生が言うようにトップが少なくても「本物の経営」の三つの柱である1.「人財」を大事にし、2.「信用」と「権威」の2つは確立しています。
 
私がこれまでの経験から、先生方が新規開業を行って最初に当たる壁は、職員との対応で苦労することです。
新規開業は、これまで雇用されている側から雇用する側へ180度変わる訳ですので、人を扱うことには慣れていないため職員と上手くコミュニケーションを取れない事があります。
職員と上手くコミュニケーションが取れず退職されてしまうと、診療に支障をきたしてしまいますので、患者様の信用もなくなります。
そこで、開業前までに職員と上手くコミュニケーションを取れる練習をしておくことをお勧め致します。
 
ポイントは、「長所進展法」です。
これは、人間は十人十色で、それぞれ違った長所や短所を持っています。そこで、先生が職員の独自固有の長所をどんどん伸ばせる環境を作れば、職員は仕事が楽しくなり前向きに率先して仕事を行うようになります。この職員が成長すると「人財」になるのです。
長所が伸びれば、短所は気にならなくなります。
職員が失敗すると、患者様にも聞こえるような大きな声で叱責する先生がおります。これは、職員は当然ですが患者様にとっても気分が良くない事ですので、叱責する場合は周りに人がいない場所で行って下さい。
 
職員がいなければ診療が出来ないわけですから、開業の成否を握っている要素の一つは、「人財」の育成となります。このことを肝に銘じて、開業して頂ければと思います。
 
お読みいただきまして、ありがとうございます。



 
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