これから新規クリニック開業をしようとしているドクター、開業場所が中々見つからないドクター、内装費は本当に適切な数字なんだろうかと思っているドクター、色々なお悩みにお答えいたします。
診療圏調査

朝晩は涼しくなってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

本題に入る前に、お知らせがございます。

何度も書いておりますが、相変わらずパソコンソフトで作成した診療圏調査を基に開業したが、なかなか軌道に乗らない施設の先生から打開策の相談を受けます。

先月も、2人の先生から開業しても軌道に乗らないのでどうしたら良いかと相談を受けております。

 

数年前には、都内で開業して3年目に入っても1日外来数が20〜30人しか来ないのでどうしたら良いかと2人の先生(都内の内科と脳神経外科)から相談を受けました。

診療圏調査の結果は、2人とも損益分岐点に届かない場所だったので、私が自信を持てる場所に移転をしていただきました。

お蔭さまで、2人とも半年以内に月間で黒字になりました。

 

そこで、このような経験を積んでいるので開業を失敗しないようにするため、他社で診療圏調査を行った先生方の診療圏調査書の診断を行うことに致しました。

開業場所を決定する前に、保険を掛けるつもりで一度、診断を受けていただければと思います。

診断料は有料となり、診断を行う前にご面談を行い、開業場所の状況や先生の医業理念等をお聞きいたしますので、ご了承いただければと思います。

 

では、本題に入ります。

 

 

 

今回は、素人でも作成しないような診療圏調査を見たので、そのことを書きます。

先日、A先生が青山で新築物件を見つけたのでBコンサルタント会社へ診療圏調査を依頼したが、1日推定外来数が多すぎるのではないかと疑問に思い、私のところにB社が作成した診療圏調査書を持参して相談にきました。

 

早速、診療圏調査書を見るとこれはいつものごとく、パソコンソフトで作成したものでした。一通り目を通してみると、1日推定外来数が夜間人口と昼間人口をプラスした数字(96人)書いていました。あまりの稚拙さに、私はおもわず吹き出してしまいました。

通常、1日推定外来数は昼間人口を採用します。私は、今まで他社の診療圏調査書を数多く見ていますが、夜間人口と昼間人口をプラスした診療圏調査書は初めて見ました。診療圏調査の仕組みを知らない先生がこの調査結果をみたら、ほとんどの先生はこの場所で開業するのではないかと思います。

 

私はA先生に、調査結果が間違っている部分を説明し、A先生の希望する場所で診療圏調査を行う事にしました。調査した結果、1日推定外来数が約20人しか出てこないのです。これは、損益分岐点以下なので開業しても軌道に乗るのは難しいため、テナントが良くても不動産契約はしないように伝えました。

A先生も納得して、この物件で契約することを中止しました。

 

このような話を聞くと、高額なコンサルタント料金をもらっている会社がそんなでたらめな診療圏調査書を作成する訳がないと思うでしょうが、疑うのであれば私の会社に来ていただければ、その診療圏調査書をお見せいたします。

 

このことを、私の師匠であり開業コンサルタント業界で有名なC師匠にA会社の話しを行ったところ、C師匠が良く知っている会社とのことでしたので内情を聞きました。                                C師匠曰くB社はホームページこそ立派だが開業コンサルティングをできる社員がいないにもかかわらず、開業コンサルタント料金は200万円となっているよ。

市場調査が出来ないのに、開業コンサルタント料金を200万円も取るとは、楽な商売だなと笑っていました。

 

また以前、ホームページにコンサルタント実績を偽って記載していたが、C師匠がある人を介して遠まわしに注意したところ、現在はコンサルタント実績を掲載していないとのことでした。

さらに、B社は開業コンサルティングで一番重要である「診療圏調査」が出来ないにもかかわらず「開業に成功するノウハウ本」を書いているよ。診療圏調査が出来なければ、開業の成功は難しいのではないかと思うが、この本には「特別な成功の秘訣」があるのかもねと、C師匠は笑っていました。

 

なぜ、このようなことを書くかというと時々、弊社に来社した先生から今のコンサルタントは信用できないと言われます。これは、私も開業のお手伝いを行うことがあるので、私にとっても非常に屈辱的な言葉です。この屈辱をなくしたいのと同時に、開業で失敗しないようにしていただくために、このような事例を書いているのであり、誹謗中傷している訳ではありませんので、ご理解ください。

 

このA先生には、都内のD駅に通じる古い商店街の出入り口に良さそうな物件があったので詳細な診療圏調査を行ったところ、1日推定外来数が55人を超す場所でしたので、テナントを紹介しました。

ここは、テナントが少ない場所で競合施設も少なく開業に適した場所と思われます。A先生の自宅から近いこともあり、テナント契約することになりました。

 

次回は、先日、大手のコンサルタント会社の支援で開業したが、3年目になっても1日の外来数が10〜15人しか来院しない施設の先生から相談が来たことを書きます。

 

お読みいただきましてありがとうございます。

 

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